雄大にそびえる御嶽山の麓、大自然と文化遺産に恵まれ、古くから関所の町として
政治・経済・文化を中心に栄えてきた長野県木曽町。
その魅力をより多くの観光客に伝え、地域の方々と共に支え、創る
「木曽おもちゃ美術館」
築90年余になる木造校舎。伝統と、木の素晴らしさを感じるこの場所で、そば打ち・味噌づくり・朴葉巻き・すんき漬けなどの郷土食体験、機織りほか工芸体験など、木曽の伝統文化にふれる体験ができます。これら「ふるさと体験」メニューに「木のおもちゃの魅力」を加えて、多くのファミリーに、笑顔と思い出を育む体験型の美術館を目指します。
おもちゃ美術館は、実際におもちゃを手にとって遊べる体験型の美術館。世代を問わず楽しむことができます。また、館内には赤いエプロンをきた「おもちゃ学芸員(ボランティアスタッフ)」の 方が、おもちゃの遊び方を教えてくれます。来館者もスタッフも、みんなで交流を楽しむ美術館です。
木曽五木(きそごぼく)は、「木曽ヒノキ」はじめ「アスナロ」「ネズコ」「サワラ」「コウヤマキ」の5種類です。木々は立派に育ち、豊かな森林をつくりだし、水や空気や自然環境を整えて木曽谷を潤します。木曽の材木は古来より重宝されてきました。おもちゃ美術館では建築材はじめ内装・家具にも木曽産材をふんだんに使用します。良質な木材と巧みな技術により、来館者が楽しみながら木の魅力や温もりを体感できる「木育」おもちゃ美術館です。
おもちゃ美術館の館内での木工体験はもちろん、美術館と一緒に 新しい木工房の設置を進めています。おもちゃ美術館で使用する おもちゃの製作はもちろん、長年培われてきた確かな木工技術を県内外まで伝えるべく、新たな木工振興の拠点となるよう整備を進めています。
木曽おもちゃ美術館を総合監修する「東京おもちゃ美術館」では、おもちゃと遊びの文化を全国に広めるため、地域ならではの自然と文化の魅力あふれる「姉妹おもちゃ美術館」の設立を、全国の自治体、民間の方々と進めています。 各地域ごとに異なる自然の魅力・文化を、おもちゃと遊びの魅力を通じて様々な方法で伝えています。
1985.10.10
2014.04.01
2018.04.07
2020.07.20
2021.07.04
2021.11.3
2021.10.23
2022.04.25
2022.11.19
2022.04.25
本館は美術館単体のみならず、地元の方々と一緒に地域を支え、時には支えあいながら
木曽地域全域の活性化を目指したいたい と考えています。
美しき自然、地域で育つ子どもたちと一緒に
10年、20年、100年と長く愛され続けて行くことを願っています。